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大相撲の懸賞金の受け取り方-白鵬の奪うような取り方に賛否

更新日:

大相撲の勝ち力士が行司さんから受け取る「懸賞金」

手に取る前に片手を手刀の形にして両脇を切るような、十字を切るような?

何かの儀式のような動きをしますよね。

懸賞金の両脇を切るあの動きは「何かを祓っているのかな~?」と思ってたんですが、調べてみると全然違ってました(汗)

あれ実は

五穀の守り三神への感謝の儀

なのですね~。
言われてみれば相撲の起源が「豊穣を願う神事」ですから、
当然といえば当然の動作だったんです。

この受け取り方についてもうちょい詳しく書いたのと、
よく議論の的となる横綱『白鵬』のかっさらうような取り方について
なぜああいう取り方が嫌う人もいるのにも関わらず黙認されているのか。

個人的な意見も大いに含みつつ、
やわらかな手刀でぶった切ってみようかと思います(笑)

禁じられているのは、力士本人のためだったりするんです。

最後のオマケに「懸賞金の使い道」も話の小ネタにどうぞ^^

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手刀を切る意味

まずは力士が懸賞金を受け取る時に見せる不思議な動きの意味から見ていってみましょう。手刀で何を切ってるんだろう?

そこには2種類の意味がありました。

①三神への感謝

豊作

ひとつめの意味は懸賞金を受け取る前に、
五穀豊穣の三神に感謝する礼儀としての意味をもつ動作なんです。

行司さんに対して左>右>真ん中の順で手刀を切る動きをするアレ。
手刀で何かを切ってるんじゃなくて、「感謝のお礼」をしていたんですね~。

三神とは、

  • 左・神産巣日神(かみむすびのかみ)
  • 右・高御産巣日神(たかみむすびのかみ)
  • 中央・天御中主神(あまのみなかぬしのかみ)

参考:wiki「相撲の手刀」

あと、時々すこし違った受け取り方をする力士もいますよね。

「何か違うけど、息上がってるくらい疲れてるから?」

なんて思って見ていましたが、
ちょっと違う風に見えるのは次の意味での手刀だったからかもしれません。

②「心」の文字を書いている

力士の中には手刀で「心」を書いてから受け取る力士もいるんです。
心を書く力士の場合、漢字の最後の点、四画目でサッと手を払うような動きをしていると思います。

では次に賛否ありまくりの横綱「白鵬」のかっさらう取り方。
黙認されてるってことは相撲協会的にはオッケーなのでしょうかねぇ?

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白鵬の受け取り方について

じつは、わたしはちょっと好きなんですけどね、あの取り方。

でもやっぱり

  • 「あんな取り方は下品だ!」
  • 「横綱がするこっちゃない!」
  • 「伝統と格式を守ってほしい」

などなど否定的な意見も多く、

私も(好きではあるんですが)力士としてはダメだと思ってます。

日本相撲協会的には難しいところで、派手なパフォーマンスは原則禁止ですし、目立つ力士には注意もしているようです。

立会前に吠えることも禁じられてしまいましたね。ポゥ!

白鵬の取り方も厳重注意対象であるはずなのですが…
ビジネスとしても成り立たせなければいけない資本主義社会における角界のジレンマ!?
たとえそれが悪評であっても注目されなくなるのは避けたい。

そう考えると

「『取り方』くらいならパフォーマンスとしてやらせておくか」

そんなところなのかな、と見ています。

なぜダメなのか?

白鵬のような奪うような取り方がなぜダメと言われるのかというと、
きちんとした理由があります。

これは現在も厳しく禁止されていますが、

勝った時の「ガッツポーズ」と同じなんです

なんでガッツポーズがダメなのか?

それは、ガッツポーズって、
「よっしゃー!(上手くいったー!)」という意味ですよね。

つまり「上手くいって勝った」「運良く勝てた」

ってことは「上手く行かなければ勝てない」というイメージを自分に植え付けることになってしまうからなんです。

だから横綱は(他の階級でも同じですが)メンタルコントロールの一環として「ガッツポーズなどしてはいけない」のです。

勝って当たり前

そういう心の姿勢であればガッツポーズなど出ません。

蚊を叩いて「おっしゃ~!」とか言わないのと同じです(笑)

実際、白鵬が歴代2位の63連勝という記録を打ち立てたころ(2010年11月)はあんな乱暴な懸賞金の取り方をしていなかったと記憶しています。

懸賞金を取る動作だけでなく、ねこだましや変化など横綱らしくない相撲が目立つようになってきたのも連勝ストップ前後からではなかったでしょうか。

相撲に勝ったら粛々と懸賞金を受け取り、当たり前のように下がっていく。

負け力士を蚊に例えるのは極端でたいへん失礼ですが(汗)、そのくらいの実力差があるという自己評価を特に横綱には持っていてほしいなと思うんです。

っと、長くなってしまいました。
さいごに今回のまとめと、懸賞金をもらった力士が何に使ってるのか?
ちょっと豆知識ネタにどうぞ^^

まとめ

ではでは、最後に今回のまとめです。

懸賞金の受け取り方

  • 手刀は五穀の守り三神への感謝の儀
  • 「心」を書いてから受け取る力士もいる

白鵬の取り方について

  • ほんとはダメなパフォーマンス行為
  • ダメな理由は「本人の自己評価が下がるから」

パフォーマンスがダメといっても、全ての力士がなんの感情も見せずに淡々と相撲をとって帰っていったら、なんかつまらないですよね。

土俵では必死に(?)無表情を装いながらも、勝利者インタビューの部屋では嬉しそうにほころばせる力士の表情を見るととても親近感がわきまくります。

そうそう、最後におまけの豆知識、いってみましょう。

力士は懸賞金を何に使う?

勝った力士の多くは自分の付人を連れて飲みに行ったりするみたいです。
もちろん毎回そうではないでしょうけど。
そうやって後輩力士とのつながりも大切にする力士って、なんかイイですよね。

どんな会話をしながら飲んでるのか、コッソリ見てみたいですね!

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