なにごとかあると出番の多いバームクーヘン。
結婚式の引き菓子や入学祝い、またそのお返しとしても人気ですね。
ホワイトデーでも選ばれているとか。
このバームクーヘンを贈ることには何か意味があるのでしょうか?
ただ「みんなが好きだから」ではない気がして、ちょっと調べてみたんです。
基本的には、その見た目から
といった意味があるんです。
なので、敬老の日のプレゼントなどにもピッタリですね。
- なぜそういう意味になったのか?
- どんな場面でも使っていいのかどうか?
お伝えしようと思います。
最後にバームクーヘンの発祥の地、ドイツではどのように扱われているのかも書きました。
実はドイツ人的にバームクーヘンは……
どんな場面でバームクーヘン?
バームクーヘンはもともとドイツ語でbaumkouchen(バウムクーヘン)
- バウムは木
- クーヘンはケーキ
「木のケーキ」という意味の名前なんです。見た目も「年輪」みたいな感じですよね。
そこから「歳を重ねる」「成長する」、
「繁栄」という意味で贈り物に選ばれるようになったんです。
それなら結婚式で「ふたりで歳を重ねて」という気持ちや、
「長寿」を願っての敬老の日、
入学祝いで「しっかり成長してね」という意味で贈られるのは納得ですね。
ということはホワイトデーに使う場合って、
「ふたりで歳を重ねていこうね」という意味になるので、
けっこう本気なプレゼント!ということになりそうですね。
なんとなく「嫌いって人いないっしょ?」なノリで選ぶと自分の意思とは違う意味が伝わってしまう可能性もあるのでご注意をです!
バームクーヘンは慶事限定?
ここまでに書いてきたように、
祝い事やホワイトデーなどのイベントなどでプレゼントに選ばれるバームクーヘン。
でも、普段は食べてはいけない!、なんてことは全然ありません。
好きならいつ食べてもオッケ!
牛乳と一緒に食べるのが大好きです!
バームクーヘンだけだと口の中の水分がとられて食べづらいですからね!
とはいえ、ポテチのように今日のおやつに~みたいな感じで買うものでもありません。
久しぶりに行く親戚のうちに手土産として、とか?
やっぱり普通のケーキに比べてもちょっと特別感はありますよね。
バームクーヘンNGってどんな時?
手土産にとても選びやすくて喜ばれるんですが、
何でもかんでもバームクーヘンで良いというわけでもなさそうなんです。
たとえば病気の方へのお見舞い。友人に聞いた話なのですが、
「病気と長くつきあえというのかー!」という意味に取られ、バームクーヘンは祝い事のときにおくるものだ~とコンコンと説教されたとか。
さすがにこれは、、、考えすぎじゃない?と思いましたが、
病気や怪我で動けないような状態というのはとても神経質になってしまうもの。
ピリピリして身近な人にちょっとしたことで辛く当たってしまうというのもよくある話です。
なので、渡す相手が病人だったりする場合は、
本人からのリクエストでもない限り避けたほうがいいかもしれませんね。
さいごに
バームクーヘンをプレゼントする意味は、
- 長寿
- 繁栄
- 末永いおつきあい
意味の由来はその見た目が「年輪(ねんりん)」のように見えることから。
そしてバームクーヘンが贈り物に選ばれるシーンは、
ただし、病気などのお見舞いには避けたほうがいいかもしれませんね。
以上、バームクーヘンの意味についてお伝えしましたが、
さいごに発祥の地ドイツではどういう扱いなのか?
おもしろいので見てみましょう!
オマケ
ドイツ語で「木のケーキ」というバームクーヘン。
じつはドイツ人にとってはぜんぜん一般的な食べ物ではないそうなんです。
「日本人ってなんでバームクーヘンでそんなに喜ぶの!?」
と、とっても不思議に思われているという話。
さらに面白いのが、ドイツでは自分の国のバウムクーヘンには興味ないのに、
「日本のバームクーヘン」は大人気だそうなんです。
なので日本へ旅行したらバームクーヘンを家族へのおみやげに買って帰るドイツ人も多いとか。
なんだか日本人としては嬉しいような、不思議な気持ちになります(笑)