相撲を見ていて時々不思議に思うことがあるんですが、
一般の社会人に比べたらかなり高額といわれる力士の給料。
いったいどこから出てるんだろう?
力士に給料を支払ってるのは公益財団法人・日本相撲協会ですが、
不思議に思ったのは、
日本相撲協会ってそんなに収益上げてる!?
ってこと。
入場料や懸賞金でそんなに入ってるとは思えないんですよね。
ここでは、
- 力士の給料や収入ってどんだけ?
- 日本相撲協会がどのように収益を上げているのか?
- CMなどの出演料は力士に入ってるの?
という順でお伝えしていきますね。
調べてみると、力士の収入って意外に…?
力士の給料
力士の給料っていったいいくらぐらいなのか?気になりますよね。
ざっと計算した年収で言うと、(2006年のデータ)
- 横綱 4551万円
- 大関 3723万円
- 三役 2632万5000円
- 平幕 2058万6000円
- 十両 1622万1000円
ここに懸賞金やCM出演料などが加わってきます。
でも、ちょっと、アレ!?って思いませんか?
十両の力士と横綱で、年収の差が3倍いってないんです。
この点でいうと、サッカーや野球選手のような年俸の差はなく、下の者に優しいというか、上の者に厳しいというか、ね。
横綱とか1億くらいいくのかなって思ってたので意外でした。
収入の内訳は?
いま書いた年収の内訳はというと…
ちょっと細かく書ききれないくらい項目がありますのでwikiを参照ください(汗)
この中でもCM出演料に関しては明記されていないんです。
でも調べてみると、CMでのギャラの取り分って力士はほとんど無いようでした。
相撲協会が9:力士が1、なんていうウワサも。(ウワサですけど
つぎに、これだけの報酬を力士に支払う日本相撲協会の収入源は!?
じつはけっこう色んな収入源があるんですね~
日本相撲協会の収入源
高額な力士の報酬を賄うための収入源、調べてみるとけっこう色々。
ざっと並べると、
- 本場所観戦料
- 地方巡業
- グッズ・おみやげの売り上げ
- ライセンスビジネス
- 広告収入・懸賞金
- テレビ放映権
- タニマチ
それぞれの金額まではわかりませんでしたが、
収入源の数だけでもかなりありますよね。
中でもおもしろいなと思ったのが「タニマチ」
谷町!?地名?って思ったんですけど、じつはこれ、いわゆるスポンサーというかパトロンというか?そんな感じの後援会的な存在のこと。
これは相撲協会というよりも、各々の「部屋」や力士個人にスポンサーとしてついてくれる個人や団体のことをタニマチというんだそうです。
由来はやっぱり「谷町」という地名のところにお医者さんのパトロンがいたのが始りだとか。
地方巡業もなんとなく無料で見学できるイメージでしたが、
いまは入場料を取るところが多くなってるみたいですね。
地方巡業について詳しくはこちらの記事もどうぞ
おまけのまめち
こうして見ていくと、
相撲取りって思ったより安定した職業に見えてきますよね。
しかも相撲は文科省の管轄ということになるので、
「相撲取りは公務員」
こう思ってる人が多いんだとか。
相撲取りはプロスポーツ選手とも違い、
財団法人(日本相撲協会)に所属する『団体職員』だそうです。
かなり公務員っぽい気もしなくもないですが、
相撲協会や力士の給料が税金から出ているわけでもありません。
なのでやっぱり公務員ではありませんね。
じつはこの日本相撲協会。
力士にキッチリとあれだけの給料を支払いつつも、
いままでずっと黒字を出し続けている超優良法人だったりするのです。
さいごに
力士の給料は日本相撲協会から。
その日本相撲協会の収入源は?
- 本場所観戦料
- 地方巡業
- グッズ・おみやげ
- ライセンスビジネス
- 広告収入・懸賞金
- テレビ放映権
- タニマチ等、後援団体
でした。
やはりガッツリと収入の柱が立っているのですね~。
日本相撲協会の特殊なところは、上層部の人間が全て【元力士】というところ。
伝統を継承していくのは経済的な点が特にたいへんなことだと思います。
流行り、観戦熱を冷まさない工夫も重要ですよね。
近年の相撲界を見ていると、
「かなりスゴ腕の『マーケッター』がついたんじゃないか!?」
と、ある意味安心して見ています。
ただちょっと、相撲界のイメージが、軽くなっちゃったような。。。?
難しいところですけどね。
これからも日本の相撲が継承されていけるよう頑張ってほしいなと思います。