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神道のお葬式で挨拶はなんて言う?押さえておくべき基礎知識

仕事でおつきあいのある方が親族を亡くされお葬式に参列したことがあるのですが、そちらは神道のおうちだったんです。
うちは仏教ですから、急に神道のお葬式へ行くと知らないことだらけ。

とりあえず「ご冥福をお祈り申し上げます」はNGというのは知ってました。
亡くなっても冥土へは行きませんからね^^;
でもそれに代わる言葉は?というとサッパリ無知でかなり焦ってしまいました。

神道の方への挨拶は、親しい間柄であれば

「お悔やみ申し上げます」や「たいへんでしたね〜」など普通で大丈夫です。
ただし「冥福」など仏教用語に気をつけて。

上司やお世話になっている方に対してだったら

「御霊(みたま)のご平安をお祈りいたします」

もっと厳格な感じでの挨拶になると、

「ご帰幽の報に接し心からお悔やみ申し上げますとともに、
御霊(みたま)の安らかに鎮まり給うことをお祈り申し上げます。」

このような挨拶になります。

挨拶も含め、いろいろと仏教のお葬式とは違うポイントがあり、
うっかりすると失礼にあたってしまうかも、とちょっと不安になってしまいますよね。

神道のお葬式と仏教のお葬式の異なる点やNGワード・NG行為、
とくに仏教の用語はそうだと知らずに自然に使ってしまいがちだったりします。
でもその意味を知れば間違うこともなくなると思いますよ。

ここでは最低限知っておきたい言葉・用語の違いや
服装、持ち物からマナーに関してなど失礼に当たらないよう
最低限知っておいたほうがいい内容に絞ってお伝えしていこうと思います。

神葬祭(神道のお葬式)の基礎知識

まず、神道では「お葬式」とは言わないんです(汗)

「神葬祭」といったり「葬場祭」といわれます。
仏教でのお通夜は「通夜祭」。こちらはよく似ていますね。

その他、押さえておくべき言葉の違いを見て行きましょう。

2015-12-05_kamidana

あいさつの違い

はじめに書いた「お悔やみ申し上げます」などですね。

違いを押さえる、というよりは基礎知識ということで仏教との違いをハッキリさせたほうが覚えやすいと思いますので、まずは言葉の意味を見てみましょう。

たとえばNGで有名な「ご冥福」
仏教では人は死んだら冥土へ行くとされています。
その冥土での福をお祈りします、というのは仏教の方限定の挨拶になります。

あとは多くの人が仏教用語と意識せずに使っている言葉をみていくと、

  • 成仏
  • 供養
  • 香典

など、うっかり使ってしまいそうな言葉なので気をつけましょう。

ひとつずつ意味を解説していきますね。

成仏

これは言われてみればすぐに気づくと思いますが、
「神」道ですから、仏には成(な)りませんよね^^;

供養

供養というのも仏教用語で、仏さまにお供え物をすることを表す言葉です。

少しニュアンスの違いがあるかもしれませんが、
神道において「供養」にあたる言葉は「鎮魂(たましずめ)」、
もしくは「慰霊」という言葉になると思います。

香典

香典も仏教用語ですね。お香(昔はたいへん高価だった)を大量に使うため、その足しにと皆が持ち寄ったことから「香典」と呼ばれるようになりました。

神道では不祝儀袋の表書きには「御霊前(おみたままえ)」「御神前」「御玉串料」と書き袱紗(ふくさ)に包んで持っていきます。
手渡す時に袱紗(ふくさ)から出すのがマナーです。

2015-12-05_fukusa

言葉については上記のことを押さえておけば大丈夫かと思います。
次に、

  • 神葬祭へはいつもの(仏教式で参列する時の)服装でいいのかどうか?
  • なにか持っていかなければいけないものはないのか?
  • その他、気をつけるべきことは?

ぜひチェックしておきましょう。

神葬祭で気をつけるポイント

服装・持ち物

服装についてですが、これは仏教式のお葬式に参列する際の礼服で問題ありません。

ただ、神道では数珠は使わないので持って行かなくて大丈夫です。

わたしは知らずに持って行ってしまいましたが、
そんな場合はポケットにしまっておけばいいだけなので、そんなに気にする必要はないと思います。

玉串奉奠(たまくしほうてん)

仏教での焼香にあたるところで、神道では玉串をお供えします。

受け取った玉串を時計回りに回し、
先を自分の方に向けてお供えしたら、一歩下がって二礼二拍手一礼。
その時、二拍手は音を立てずに「偲び手」で行います。。。

ちょっと文字ではイメージしづらいですよね(汗)

なので動画で見てみましょう。

葬儀業者さんがアップされている動画になります。(50秒くらいから玉串奉奠がはじまります)

 

はじめての神葬祭ならこの玉串奉奠がいちばんの難関かもしれませんね。
というか私には超難関でした(苦笑

前の人がやるのを見様見真似で汗かきながらやりましたが、
キチンとできていたのかどうか怪しい限り・・・w

あの頃ユーチューブがあれば・・・ほんと、便利ですよね。ユーチューブ。
この動画をアップされている八光殿さんにも感謝です。

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まとめ

神道でのお葬式、神葬祭での挨拶や言葉の注意点など、簡単にまとめておきますね。

ご遺族への挨拶の言葉

  • お悔やみ申し上げます。
  • 御霊のご平安をお祈りいたします
  • ご帰幽の報に接し心からお悔やみ申し上げますとともに、御霊(みたま)の安らかに鎮まり給うことをお祈り申し上げます
 

NGワード

  • ご冥福
  • 成仏
  • 供養
  • 香典

などの仏教用語には気をつけましょう。

服装・マナー

  • 服装はいつもの礼服でOK
  • 数珠はいらない
  • 香典は「御霊前」「御玉串料」と書き袱紗(ふくさ)に入れて持参
  • 玉串奉奠の作法、玉串の捧げ方、偲び手など(動画参照)
 

これだけ押さえておけば初めての神葬祭でも焦らずに参加できると思います!

あと地方ルールなどで、もしかしたら違うところもあるかもしれませんが、
多少まちがっても大丈夫です。
神様はそんなことで怒ったりしません!(と思います)

「最低限 押さえておくべき」というテーマで書きましたが、もし間違っている点や、「これも書いとけよ!」などございましたらコメント欄やツイート等でご指摘いただけると助かります。

それでは、最後までお読みいただき、ありがとうございました。

その他、葬儀やお墓参りに関して書いた記事をまとめています。

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