クリスマスが近づくとあちこちに飾られる「靴下」
わたしが子供の頃は「なんで靴下に入れるんやろ…きたないやんw」とか思いつつも、『外国の変な風習』くらいに受け止めていました。
でも子供のなかには「なんでなんで!?」と納得できるまで聞いてくる子もいますよね(苦笑)
私も最近その執拗なナゼナゼ攻撃を受けたことをきっかけにちょっと調べてみたところ、
サンタクロースのモトとなった人物『聖ニクラウス』の素敵なお話が出てきました。
これでお子さんのナゼナゼ攻撃も上手くかわせるようになると思います!
靴下には偶然入ってしまっただけ
時は4世紀、現在のトルコ・アナトリア地方のミュラという町でのことです。
その町の教会の司祭『聖(セント)ニクラウス』はとても子供が好きで慈悲深い人物として知られていました。
ある年のクリスマスイブ、その町にものすごく辛い仕事に無理矢理いかされている3姉妹がいると知ったニクラウスは、その子たちのために家の煙突から高価な金貨を投げ入れてあげたんです。
その金貨が偶然にも暖炉の中に干してあった子どもたちの靴下の中に入ってしまい、
つぎの朝、靴下を履こうとした時にその金貨を見つけた3姉妹はビックリ!&大喜び!
当時のその地方で金貨といえばとても価値があるお金です。
娘たちはその金貨のおかげで素敵な結婚をすることができるようになったとか。
そんな素敵な物語にあやかろうと靴下を飾るようになったのがはじまりです。
セント・ニクラウス=サンタクロース
ほんとうは内緒で金貨をプレゼントしたつもりだったのですが、
「そんなことをしてくれるのはあの人しかいない!」
と、贈り主が特定されてしまった聖ニクラウス。
これが今も伝わるサンタクロースの伝説です。
セント・ニクラウス、せんと・にくらうす、せんとくらうす、さんたくろうす
世界中に伝わるうちにそれぞれの地方で訛ってしまい、
セント・ニクラウスは「サンタクロース」になってしまいました。
その後、子供がプレゼントをもらう日!という風習に発展してしまう(笑)のですが、
当時の親たちはその風習を上手に良い子を育てるために使っていました。
いまでもココを押さえておけば、子供にねだられすぎずにすむかも?
スペインではいい子にしてないと…
この聖ニクラウスの話がスペインに伝わった頃、ぼくも!わたしも!とプレゼントをせがみまくる子どもたちを大人しくさせるために作られた話です。
「いい子にしてないと靴下に消し炭を入れられる!」
これはキツいですよね!(* ̄□ ̄*;
まさか本当に消し炭を入れた親はいないだろうと思いますけど(笑)
そんな風にいわれたら、子ども的には「いい子」を目指すしかありませんw
日本でももっとこのへんの話も強調したらどうだろうかと思う今日このごろ。
まとめ
クリスマスのプレゼントはなんで靴下に入れてくれるのか!?
その由来について、まとめておきましょう。
まとめ
- 4世紀、トルコ・アナトリア地方のミュラという町
- 子供が好きな聖ニクラウスという協会の司祭が
- 辛い仕事に行かされている3姉妹の家の煙突に金貨を投げ込んだことが由来
- その時、偶然にも暖炉に干してあった靴下に金貨が入った。
まめち
- 聖(セント)ニクラウスがなまってサンタクロースになった
- いい子にしてないと靴下には消し炭を入れられる
わたし的には「消し炭」でブフっと吹き出してしまったのですが、
なかなか良いアイデアですよね!(笑)
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