クリスマスといえば日本人が食べるのはチキンですが、
本当は七面鳥だよ、ということは多くの人が知っていると思います。
日本でチキンになった理由は、戦後にアメリカ兵がクリスマスを祝う際に「七面鳥がいなかった!」のでその代用に使われたというのは有名な話です。
でも、なんで七面鳥?という疑問は残りますよね。
じつは、その歴史をたどってみてわかったんですが、
では、
どういう経緯でクリスマスの食事が七面鳥になったのか?
七面鳥を食べることに意味はあるのかないのか?
気になって夜も眠れない!という方のために調べてまいりました。
七面鳥になったのはヴィクトリア朝時代
ヴィクトリア女王がイギリスをおさめていた西暦1837年から1901年、
この期間のどのあたりかはわからなかったのですが、
このころまでクリスマスの料理といえば「ガチョウ」だったんです。
理由としては、、、普段食べないもの食べようぜ、的な?w
牛や豚などはいつも食べてるしつまんねー、ということで選ばれたのが鳥(ガチョウ)でした。
「特別感」のためだけに選ばれたという、とんだとばっちりですね、>ガチョウ
ただ、ヴィクトリア朝時代の大家族でとなると、ガチョウではとても量が足りなかったんです。
そこで白羽の矢が立ったのが七面鳥だったというわけです。
七面鳥は普通に10キロ以上ありますし、最高記録では20キロもあるとか。
ガチョウは5キロ~程度で大きいのでやっと10キロ。
これならどんな大家族でも大丈夫ですね!
つぎはちょっとマメ知識、七面鳥のことを英語でターキーというのはナゼ?
なんでターキー(トルコの)という名前なの?
ちょっと話はそれますが、七面鳥ってターキーって言いますよね。
つづりは【turkey】
トルコの、という意味ですけど、七面鳥の原産はアメリカです。
これ、じつは、トルコ原産の鳥でホロホロ鳥というのがいましてですね、姿形がけっこう七面鳥に似てるんですよね。
はい、まちがってつけちゃった名前なんだそうです(;´∀`)
日本では翻訳まちがいとかけっこうありますけど、海外でもあったりするんですね~。
なんとなくホッとしたりします(笑)
アメリカでは感謝の鳥?
アメリカでは七面鳥はすこし意味合いが違って「感謝の意をあらわす鳥」とされているとか。
というのも、イギリスをはじめとするヨーロッパからの移民が飢えをしのげたのは七面鳥のおかげだったりしたという歴史があります。
それでクリスマスにも神への「感謝」という意味で七面鳥なんだそうです。
さらに、国のシンボルの国鳥(こくちょう)として、アメリカ建国の父ベンジャミン・フランクリンはアメリカ原産の七面鳥を最後まで推していたといいます。
最終的には「力強さの象徴」ということでワシが選ばれました。
フランクリンは残念だったかもしれませんが、
国のシンボルの鳥になんてなってたら、ちょっと今みたいには食べにくくなってたかもね?
まとめ
クリスマスに食べる七面鳥とチキンについて、
- 七面鳥の前はガチョウだった
- 七面鳥になったのはヴィクトリア朝時代
- ガチョウでは小さかったため
- アメリカでは感謝の意味をもつ鳥
- 日本では手に入らなかったため鶏になった
日本でも食べられるお店も探せばあると思いますが、アメリカのように歴史的な意味もありませんし、味的にも大きさ的にも日本人の口にはチキンが合ってるんでしょうね。
といいつつも、「いつかは食べてみたい」という気持ちはありますけどね!
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